2023.12.25
美術館や観光地の音声ガイドでインバウンド対策!宅録ナレーション収録活用のすすめ
インバウンド需要が復活し、美術館や観光地に訪れる外国人観光客が増加しています。英語や韓国語、中国語など多言語対応できるスタッフは貴重ですから、訪日外国人への対応に苦慮している方も多いかもしれません。
そのような外国人観光客への案内には、音声ガイドがおすすめです。音声ガイドを導入すればスタッフの外国語対応負担を減らし、さらには外国人観光客の満足度も向上できます。
この記事ではインバウンド対策としての音声ガイドの利点と、音声ガイド制作に活用すべき宅録ナレーション収録について解説します。インバウンド対策に力を入れたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
インバウンド対策に音声ガイドが有効である4つの理由
多言語版パンフレットを用意したり、外国語対応可能なスタッフを配置したり、すでにインバウンド対策を実施している方も多いかもしれません。インバウンド対策にはさまざまな方法がありますが、その中でも音声ガイドが有効である理由としては次の4つが挙げられます。
- 訪日外国人の満足度向上
- 外国語対応可能なスタッフの人員削減
- 施設スタッフの負担軽減
- 注意喚起にも活用可能
これらのメリットに魅力を感じる方は、ぜひ外国語の音声ガイドを制作してみてください。
1.訪日外国人の満足度向上
観光スポットを楽しむためには文化や歴史を理解することが不可欠ですが、パンフレットやチラシで案内を配布すると文章を読まねばならず、見どころに集中できないことがあります。
音声ガイドを用意しておけば耳で解説を聞きながら目は自由になるので、観光スポットや宿泊施設の魅力をより一層理解してもらえるでしょう。
音声ガイドは日本文化の一つでもある行き届いたサービス提供「おもてなし」として、訪日外国人の満足度を向上させることになるのです。
2.外国語対応可能なスタッフの人員削減
英語や中国語、韓国語などニーズの高い複数言語で音声ガイドを用意しておけば、それぞれの外国語に対応できるスタッフを新たに雇用する必要はありません。
外国語を扱える人材の確保にはコストもかかりますし、地方の観光スポットではそもそも求人に対して応募がないことも多いです。インバウンド対策にかける人的資源・金銭的資源に悩んでいる企業こそ、音声ガイドを導入してみてください。
3.施設スタッフの負担軽減
訪日観光客が増えていても、スタッフ数は据え置きのまま対応している施設・自治体も多いのではないでしょうか。音声ガイドがあれば、既存のスタッフが案内する負担を減らすことも可能です。
訪日外国人からの一般的な質問や案内業務を音声ガイドに任せることができれば、スタッフはより専門的なサポートや安全管理業務に集中できるでしょう。音声ガイドの導入によりスタッフの負担を減らすことは、より質の高いサービスを提供することにもつながるのです。
4.注意喚起にも活用可能
音声ガイドは訪日外国人への注意喚起にも活用できます。たとえば「展示物に触らない」「館内では飲食しない」などのルールを文章で掲載していても、見逃されてしまうかもしれません。音声ガイドの冒頭でこれらの決まりを伝えておけば、より確実に注意喚起できるでしょう。
外国語の音声ガイドを用意するべき施設例
次のような観光客がよく訪れる場所では、ぜひ外国語の音声ガイドを用意しておきましょう。
- 観光スポット
- 神社仏閣
- 美術館・博物館
- ホテル・旅館
- 自治体
たとえば歴史的な背景や自然の地形、地域の文化などに由来する屋外の観光スポットで音声ガイドを用意しておけば、散策しながらでもガイドを聞けます。歩きながら文章を読むことは難しいですが、音声ガイドであれば散策中でも安全に楽しめるでしょう。
寺社仏閣や美術館・博物館では、展示品ごとに外国語の解説パネルを用意しているかもしれません。しかし解説パネルにはサイズに合わせて物理的な制約がありますから、伝えられる情報も限られてしまいます。音声ガイドであればパネルの大きさに依存することなく情報を伝えられますから、長大な背景を伝えやすいこともメリットの一つです。
ホテルや旅館、自治体の施設では、建物の利用方法や注意点などの定型的な案内を音声ガイドで用意しておきましょう。周辺の観光地やレストランの案内も含めておくと喜ばれます。
インバウンド対策の音声ガイドを制作するコツ
ここまで紹介した特徴をふまえて、音声ガイドの制作を検討し始めた方もいるかもしれません。しかし、いきなり音声ガイドを作り始めてしまうと、外国人観光客にとって使いづらいツールとなってしまうため注意してください。
インバウンド対策として役立つ音声ガイドを制作するためには、次の3つのコツを意識してみてください。
- よく質問される要素を含める
- 英語・中国語・韓国語の3言語をセットで制作する
- 収録は宅録で行う
これらのポイントを意識すれば、外国人観光客の満足度を高めつつ、音声ガイド制作のコストも節約できます。
よく質問される要素を含める
音声ガイドに必ず含めるべき要素としては、現状でよく質問されることが挙げられます。たとえば寺社仏閣であれば見どころや由来、博物館・美術館であれば各展示品の解説や施設内の設備に関する質問が多いのではないでしょうか。
よく尋ねられる質問であれば、他にも同じことを疑問に思う外国人観光客が多いはずです。スムーズに観光してもらえる音声ガイドを制作するためにも、まずは現場のスタッフによくある質問をピックアップしてもらいましょう。
英語・中国語・韓国語の3言語をセットで制作する
英語・中国語・韓国語は訪日外国人の中でも使用者が多い言語であるため、セットで作っておきましょう。各言語の音声ガイドの内容は、文化的な違いや表現方法にも注意することをおすすめします。可能であれば、ネイティブスピーカーにチェックしてもらいましょう。
Tip:訪日外国人旅行者数の国・地域別ランキング
日本政府観光局(JNTO)によると、2023年11月時点の訪日外客数ランキングは韓国・台湾・香港・米国・中国の順になっています。これら上位5つの国・地域だけで7割を占めているため、英語・中国語・韓国語の3か国語で音声ガイドを用意しておけば汎用性が高いといえるでしょう。 データ出典:2023年 各国・地域別の内訳|日本政府観光局 |
収録は宅録で行う
ナレーションの収録方法にはスタジオ収録・宅録(ファストレコーディング)の2種類があり、それぞれのメリット・デメリットは次のとおりです。
比較項目 | スタジオレコーディング | ファストレコーディング(宅録) |
---|---|---|
収録場所 | 専用スタジオ | ナレーターの自宅 |
メリット | 音質にこだわりやすい ナレーターに指示を出しやすい |
ナレーション費用を削減できる スピーディーに納品してもらえる |
デメリット | 費用が高い | 品質管理が難しい |
これらの特徴をふまえると、外国語音声ガイドの収録には宅録がおすすめです。
音声ガイドは動画ナレーションとは異なり動画に合わせて収録する必要がないため、スタジオで収録に立ち会わなくても品質管理上の問題はありません。
宅録はWebから依頼すれば原稿を送るだけで収録してくれるため、納品までのスピードが早く、費用も抑えやすいことも特徴です。音声ガイドに求められる品質は宅録で十分に確保できるため、ぜひ利用してみてください。
音声ガイドの制作はボイスマートがオススメ
出典:ボイスマート
外国語音声ガイドの制作には宅録がおすすめですが、いきなり見ず知らずのナレーターに依頼することは不安かもしれません。宅録に不安を感じる方は、ぜひボイスマートをご利用ください。ボイスマートは外国語ナレーターの宅録にも対応しているサービスで、外国語音声ガイドの制作実績も豊富にあります。
また、ボイスマートは宅録以外にも、次のような外国語音声ガイドの制作に向いている機能が揃っていることが特徴です。
- 英語・中国語・韓国語に対応している
- ガイド原稿のネイティブチェックも依頼できる
- 外国語ナレーターの価格が安い
- 音声ガイドの宅録サンプルを聞ける
- サポート体制が充実している
- 施設紹介動画の依頼も依頼できる
これらすべてのポイントが揃ったボイスマートに依頼すれば、はじめての外国語音声ガイド制作でも安心です。
英語・中国語・韓国語に対応している
ボイスマートは、セットで制作したい英語・中国語・韓国語のすべてに対応。それぞれの言語でネイティブスピーカーのナレーターをキャスティングできるため、ナレーション品質が高いこともポイントです。
英語・中国語・韓国語の音声ガイドは、一度にまとめてご依頼いただけます。ボイスマートでは、この3言語の音声ガイド制作をセットでご依頼いただくことがほとんど。その都度ナレーターを探す必要がないため、音声ガイド制作にかかる手間も大幅に省けます。
ガイド原稿のネイティブチェックも依頼できる
ボイスマートはガイド原稿のネイティブチェックにも対応しています。翻訳ツールDeepLなどで日本語の原稿を翻訳したあとの音声ガイド案をネイティブスピーカーが確認してくれるため、翻訳に不安がある方でも安心してご利用いただけます。
もちろん、ネイティブチェックは英語・中国語・韓国語の3言語とも対応可能です。外国人観光客にとって不自然ではない表現でガイドを作りたい方は、ぜひボイスマートをご利用ください。
外国語ナレーターの価格が安い
外国語ナレーターに宅録を依頼する場合、費用相場は次の表のとおりです。
ナレーション目安時間 | 2営業日納品 | 3営業日納品 | 1週間納品 |
---|---|---|---|
20~30秒程度 | 1.5万円 | 1万円 | 1万円 |
30~40秒程度 | 2万円 | 1.5万円 | 1.3万円 |
40秒~1分程度 | 2.5万円 | 2万円 | 1.7万円 |
1~2分程度 | 3.5万円 | 3万円 | 2.5万円 |
2~4分程度 | 5万円 | 4万円 | 3.5万円 |
4~8分程度 | 8万円 | 6.5万円 | 5.5万円 |
8~12分程度 | 10万円 | 9万円 | 7.5万円 |
一方、ボイスマートの料金表は次のとおりです。
ナレーション目安時間 | 2営業日納品 | 3営業日納品 | 1週間納品 |
---|---|---|---|
20〜30秒程度 | 10,800円~ | 9,000円~ | 7,500円~ |
30~40秒程度 | 17,500円~ | 14,600円~ | 12,200円~ |
40秒~1分程度 | 23,000円~ | 19,200円~ | 16,000円~ |
1~2分程度 | 36,800円~ | 30,700円~ | 25,600円~ |
2~4分程度 | 51,300円~ | 42,800円~ | 35,700円~ |
4~8分程度 | 71,300円~ | 59,500円~ | 49,600円~ |
8~12分程度 | 100,000円~ | 83,400円~ | 69,500円~ |
他の外国語ナレーションサービスと比べて、外国語ナレーターへの依頼費用が安いこともボイスマートの特徴です。
音声ガイドの宅録サンプルを聞ける
ボイスマートでは、音声ガイドの宅録サンプル(日本語・英語・中国語・韓国語)が掲載されています。ナレーターの声の調子を確認してから依頼できるため、イメージ通りの音声ガイドを制作しやすいこともメリットの一つです。
音声ガイドの宅録サンプルはこちら
サポート体制が充実している
ボイスマートはサポート体制が充実していることもポイントです。ナレーション業務に精通した専任コンシェルジュが常駐しており、どのようにナレーターを選んだらいいのか、どういったナレーターが適しているのかなど、お気軽にご相談いただけます。
制作したい音声ガイドのイメージがあれば、適任のナレーターをキャスティングすることも可能です。まずは一度ご連絡ください。
施設紹介動画の依頼も依頼できる
ボイスマートを運営する株式会社ジェー・ピー・シーは、動画制作にも精通しています。外国人向けの施設紹介動画の制作実績もあるため、音声ガイドと合わせて紹介動画・プロモーション動画の制作を依頼することも可能です。
インバウンド向けのプロモーションにも力を入れたい場合には、ぜひ音声ガイドと合わせた動画制作もご検討ください。
まとめ
音声ガイドは外国人観光客の満足度を向上させつつ、施設や自治体スタッフの負担も軽減できる優れたツールです。2023年は観光目的の外国人観光客へ対する水際対策が緩和されたことからインバウンド需要が増加しましたが、2025年に開催される大阪万博や円安基調が後押しとなり、外国人観光客はますます増えていくことが予想されます。
外国語対応できるスタッフの確保は簡単ではありませんが、宅録による音声ガイドであれば、Web上から申し込むだけですぐに制作可能です。
ボイスマートでは、訪日外国人でも利用者の多い英語・中国語・韓国語すべての音声ガイドの制作に対応しています。寺社仏閣や美術館・博物館をはじめとした観光スポットの案内ガイドや、自治体施設やホテル・旅館の利用ガイドなど、外国人観光客向けの音声ガイドを制作するならボイスマートにお任せください。